2008年07月28日

札幌市電の傘

IMG_01777.JPG

 ちょっと前の話になりますが…

 S.E.N.S.(特別支援教育士)の養成セミナー受講のため、先月札幌に行ってきました。札幌市内は地下鉄(珍しいゴムタイヤ式)が3路線走っていますが、路面電車も健在です。市電に乗って、あるものの存在に気付きました。それは、乗客用の雨傘です。都内の路線バスでビニール傘を販売していることはありますが、札幌市電の雨傘は無料貸出で、「次回ご利用の際にお返しください」という内容のことが書いてありました。雨や雪の日ではなかったので、その傘を利用している人はいませんでしたが、このシステムでも傘が無くなってしまうことはないのでしょう。東京では考えられないシステムだなあ、と思いました。借りたら返す。当たり前なのですが、東京だとすぐに傘が無くなってしまいそうな気がします。
 特別支援教育の勉強を始めて、「障害は理解と支援が必要な個性」であることを学びました。逆に言うと、理解と支援がないから障害になってしまう、と最近は感じています。ちょっと飛躍かもしれませんが、無料の傘が無くならない社会であれば、ある種の障害が障害にならないのではないか、と思いました。もちろん、札幌も大都市ですから、いろいろと大変なことはあるのでしょうが…
 
 今週末から4日間、東京の明治学院大学でS.E.N.S.の講習を受けてきます。講習の旅も、ようやく折り返し点を過ぎたころでしょうか…
posted by みなみ野学園 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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